その優しさに





死ぬほど疲れた若は家に着くなりバタンきゅーしたようです。足はイタクです。









〜翌朝〜

若「・・・あ、冷麗、ちょっと・・・。」
冷「あら?どうしたの?」
若「昨晩、まぁ・・・家に着くなりブッ倒れたはずなんだが、今朝起きたら布団の上だったんだ。
誰が運んでくれたか知らねぇか?そんな気きくのはお前くらいだと思ったが、俺を運ぶのキツイだろ。」




冷「昨晩他の部屋からブツブツ言いながら寝具を一式運ぶのを見たもの。」
若「・・・・・・」
冷「お礼言うために私に聞いたんでしょ?妖怪ヤクザならケジメつけなきゃね(クスクス)」
若「・・・うぅ。分かったよ・・・(去)」

冷「イタクったら・・・ブツブツ言いながらも和やかな顔で布団出すんだもの。分かりやすいわ、ふふ。
まあ本人も気付いてないんでしょうけど、色々と。」



〜イタクのところにやって来ました〜

若「お、おい鎌鼬・・・。」
イ「何だよ(コイツ・・・昨晩着物直してやったのにまた即行で崩しやがって・・・)」
若「あー・・・あの、だな、・・・(ボソボソ)」







イ「お前・・・かろうじて聞こえる程度の声で言うことかよ。」
若「う、うるせぇ!!」
イ「で、何で知ってんだ」
若「冷麗から聞いたんだよ・・・」
イ「ああ・・・。(それにしても何だこの感情は・・・)」


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青春かwwww中高生かwwww
イタッくん、それは『好きな子に感謝されてとても嬉しい』という感情です(爆
夜若は親身な人には素直に『ありがとう』なんて言えないと思うんだ。(親身じゃなかったらカッコつけて言う)。
冷麗さんは色々な面で皆のお姉さん的存在だといいです。